2017/08/14

馬肉のペットフードなら100CLUB(ワンハンドレッドクラブ)
今、獣医学部の新設問題で国会がゆれている。
そのことに触れるつもりはないが、これまで随分多くのお客様から狂犬病の予防注射について、その是非を尋ねられる。

これまでの体験から、この件についての私見を述べると、必ず何処の誰かは分からないが異論が寄せられる。それが面倒なので、この問題には触れないようにしてきたのだが、獣医学部新設の問題もあったので、この件について、しつこいかも知れないが改めて書き留めておこうと思う。

私が言わんとする唯一の疑問点は、なぜ犬にだけ狂犬病のワクチン接種が強制されなければならないのか?ということなのだ。
いたって単純明快な疑問に過ぎない。
しかしこれまで、こんな簡単な疑問に、あれこれご意見は伺ったが、どれ一つをとっても明快な答えは返ってこない。

アメリカでの狂犬病の発生数をみると、猫が犬の10数倍に上る。
猫カフェなるものが流行りなのだそうだが、野良犬より野良猫のほうが圧倒的にその数は多い。
それにもかかわらず、猫にも狂犬病のワクチン接種をするべきだという声を聞いたためしがない。
私も、猫に狂犬病のワクチン接種を推薦しているわけではない。猫にしないのなら犬にも過酷な接種などするべきではないと思っているのだ。


昭和25年、厚生労働省によって定められた狂犬病予防法は、農林水産省によって管轄されている獣医師にとって実行され、届け出によって鑑札を受けなければならないので市町村、各県によって飼育者および飼育犬は管理されている。
つまり、毎年、膨大な行政事務が発生し、それに伴って莫大な金銭が犬の飼い主から徴収される仕組みになっている。

犬を飼うということは、ともかく手間とお金が要求される仕組みになっていて、中国で一時話題になっていた犬税みたいなものだと言える。
それに比べて、狂犬病のリスクがはるかに大きいはずの猫については、なんら法的に管理されることはなく、猫も飼い主さんも何と気楽なものなのだろうか。
どうか、犬の健康のためにも、犬の飼い主さんたちのためにも、憲法よりも容易に改正できるはずの狂犬病予防法の撤廃を切にお願いしたいと思う。
 
 
 
 
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