For my dream, I keep running.

このところ料理に夢中になっている。
100CLUB流手作り食餌というところだ。
したがって、使用する食材は馬であることに違いは無い。

信州では「おたぐり鍋」、秋田、北海道では「なんこ鍋」といい、馬刺しに使われる部位以外の臓物、特に大腸、小腸がホルモンとして使用されるが、これがまた美味なものであると同時に、長寿の素だと地元では言われている。
臓物には、ビタミンA群、B群、そしてミネラル成分、コラーゲン等の宝庫であり、これまで使用していなかった多くの部位の中にも優れた成分が含有されている。

かねてより、肉食動物である犬や猫たちにとって万全の食を考えれば、草食動物を丸ごと食べることで栄養バランスが摂れるのだから、馬のほぼ全部位が入手できるならば、何とか工夫して新たらしい栄養バランスが完璧で、しかも安全が保証できる完全食を作ってみたい。

この実現のためには、考えるレシピのために馬一頭分をさばき、あらゆる部位を提供してくれる馬の生産者、そしてこの正気とは言いがたい試みに全面協力してくれる加工業者がいなければ実現不能である。

先日、私の考えに同調し、日本で始めて犬猫用に馬肉のRAW FOODの開発に協力してくれた、私にとって、いわば戦友ともいえる男が、58歳で逝ってしまった。
強い衝撃を受けたが、だからこそ、もう一度誰もやったことが無い新たな挑戦をスタートし完成させなければならないという思いを一層強くした。

犬、そして猫たちの健康。また何よりもともに暮らす飼い主様たちの喜びのためにも、三ツ星レシピを間もなく完成させてご披露したい。

 
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