犬や猫たちは家畜じゃない

カレーハウスCoCo壱番屋の食品残渣物のとんかつが、廃棄物業者、そして何社かの仲介業者を経て弁当やスーパーで食品として販売されていたことが発覚し問題になっている。
毎年のように発覚する食品偽装の一端がまた問題になっているのだが、これ程多発するということは、発覚を免れているものを推測すれば、安心して食べられる食品の方が少なくなってしまうのではないかと思うほどだ。

この様な食品廃棄物は、国が食品リサイクル法という法律を作って、食品を有効活用して飼料を作ることを推進しているために、その法律を悪用しているからに他ならない。
行政も、食品残渣物を有効利用するという言い方は印象が悪いと考えたのか、食品残渣飼料、いわゆるサイクル飼料をエコ・フィード(eco-feed)というしゃれた呼び名を考えだした。

つまり、食品残渣物は、このたびの事件のように、再度食品に用いてはならないのだが、飼料には有効活用しても問題はないと行政も推進しているのだ。
したがって、エコ・フード(eco-food)ではなくエコ・フィード(eco-feed)という訳だ。

このエコ・フィードの中には当然ペット・フードも含まれる。
だから、前にもブログに書いたがペット・フードではなくぺット・フィードと言わねばならないのだ。

犬や猫たちを大切に飼育している方たちは、まさか家畜を飼育しているなんて思っている人などいるはずが無い。
それでも国は犬や猫たちは家畜と位置付けているのだ。

犬や猫たちも含め、牛・豚・鶏など、家畜全般がこのエコ・フィードを食べさせられている。したがって、私たち人間も間接的にエコ・フィードから逃れられない運命にあると言えなくは無い。
しかし、ペット・フィードを直接与えられる犬や猫たちはたまったものではない。
いずれのメーカーのペット・フードが、どれほどきれいごとを言ったとしても、この事実からは逃れられない。

このようなペット・フィードを避けて、犬や猫たちを食のリスクから逃れるためには、人間レベル、つまり食品レベルで、なおかつ無添加食品を選択し、また肉食動物の食性に適った食を選択するより方法は無い。

 
scroll-to-top