最後の開発商品

毎日、やらねばならない仕事が5個も6個もあって、このブログもその1個なのだが、今は毎日の更新などとても出来ないくらい大変な状態だ。

これからはブログだけをやっていればいいよ!ってな優しい言葉などかけてくれる者など誰もいない。


こんな泣き言を言いながらも、実は今、眠れないほど興奮して仕事に夢中になっている。

まるで大涌谷のような鼻息になって、時々、訳の分からないことをわめき散らしたり、とにかく周りの者にえらく迷惑をかけることにもなっている。

これが来月に入ると、いよいよピークに達してくるだろう。

他人事のようなことを言っているようだが、これまでの長い長い事業人生を省みたとき、この事態はいつものパターンで、一つの物事を成そうとするとき、それが完成間じかになればなるほど沸点に近づいてくる。

芸術は爆発だ!と言ったのは岡本太郎だが、まさに事業もそういったところがあるのだろうと思っている。
それが成功作となるのか失敗に終わるのか、結局はやってみなければ分からない。

このやってみなければ分からない、というスリリングなところが、この仕事に病みつきになってしまう理由なのかも知れない。

競輪でも競馬でも、当たらない確立のほうが圧倒的に高い。ギャンブルとはそういうものなのだ。


競輪といえば友川かづきの名前を挙げない訳にはいかない。

友川さんは、競輪は文学だ、と言い、また「勝たなければ、という気もしっかりあるが、その一方でまた、競輪を、恥ずかしいぐらい愛している。競輪がもし、私の病気なら生涯治らないでほしい」

競輪を、犬、猫に言い換えれば、まるで自分のような気もするが、とても足元にも及ばない。


とにかく、何としても7月には発売したい商品がある。

多分、自分にとっては最後の開発商品になると思っている。

そういう意味で集大成としてふさわしい商品でなければならない。

そのような結果になるかならないか、そのすべてはお客様の評価であり、犬や猫たちがどれほど喜ぶのか、その食いっぷりにも掛かっている。

 
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