日常のお知らせ

毎週、火、木、土曜日には、午前9時から午後2時までの5時間、人工透析を始めて7年が過ぎた。
透析中、おそらく半分くらいの時間は眠ってしまっているのだが、1時間おきに血圧測定があるので厭でも起こされてしまう。
午後12時からはTVのニュースを見て、その後12時30分から始まるアメリカのTVドラマ、クローザーを観る。
この女性刑事がいい感じで、毎回楽しみにしている。
ドラマが終わるとNHKのEテレを、テーマが何であれ2時まではチャンネルを変えず視聴している。

先週の土曜日のE テレでは、曹洞宗開祖道元禅師の2~3の言葉を解説していた。
それは「知足」(足るを知る)についての解説だったが、現代を生きる者としては胸に刺さる言葉だと思った。
もう一つの話しは、道元禅師の和歌として知られる
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪冴えて冷(すず)しかりけり」
を、解説した後に奇妙な節をつけて詠った。

この日は、そんなことがあって透析から帰り午後3時にはショップで午後8時まで仕事をした。
病院に行く週に3日は、ほぼ変わらないルーティンで過ごし、残りの週4日は午前10時~午後8時までショップで過ごしていて、これも変わることがない。
つまり、年中無休で働きづめの毎日なのだから、病院での5時間がどれほど貴重な時間か自分以外には分からないかもしれない。

このような日常で、道元の「正法眼蔵」に挑んでみようとはあまりにも大それた話しに違いないので、とりあえず宮島詠士の扁額「即身成仏」を引っ張り出してショップの壁に掛け、それを眺めて少しでも仏の境地に近づきたいと願う気分の今日この頃だ。

 
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