マスターズが始まった

今日の早朝から、ゴルフのメジャー大会の一つ、マスターズトーナメントが始まった。

世界で最も美しく戦略的なゴルフコースとして知られるオーガスタナショナルゴルフコースには、日本ではまだ開花していないアゼィリア(南方系のツツジ類)が満開で、ドッグウッド(ハナミズキ)も見事に咲き誇っていた。

ジョージア州のアトランタの郊外にも、ドッグウッドの巨木が多く、この時期には住宅街が花に埋もれるような光景が見られる。


日本では、街路樹や公園、そしてゴルフ場などにしても、アメリカの各地にあるような巨木が数少ないが、余りに国土が狭いため、木の枝を自由に四方八方に伸ばすことができないため、剪定ばかりを繰り返すことで樹も枝も、ちぢこまった感じで雄大さに欠ける。だから盆栽が盛んになったのかも知れない。

私は、1991年、ジョージア州オーガスタのマスターズトーナメントを4日間観戦する機会を得た。

その時優勝したのはイアン・ウーズナムで、最終ホールまで同スコアだったトム・ワトソンが右の林に打ち込んで負けてしまった。アメリカのヒーローがウェールズのウーズナムに負けたことで、これは大変なことになるのではないかと思ったのだが、オーガスタのパトロン(観客)は、勝者をたたえ、なお敗者にはより盛大な声援を送った。

ついでの話だが、「ジョージア・オン・マイ・マインド」はジョージア州の州歌であるが、レイ・チャールズが黒人差別に反対してコンサートをキャンセルしたことで、レイはジョージア州から追放されたのだが、後に州議会が追放を撤廃し正式に州歌として認められることになり、その後ミリオンセラーとなった。

100CLUBのスタッフ犬だった「レイ」はこの話から名付けられた。

 
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