アミノ酸スコア100の食餌

犬や猫たちにとって適正な食餌って何だろうと考えたとき、最初に考えることは、彼らはネコ目(肉食動物)イヌ科、そしてネコ科と分類されている動物であることを念頭に置かなければならない。

このことを言い換えれば、捕食動物であるということになる。


捕食動物である猫は、もともと捕鼠能力を見込まれて人間社会の一員になった。

私の子供の頃は、鼠を捕まえない猫は馬鹿猫だとみなされていた。

夏目漱石の『吾輩は猫である』の一節には

「・・・・・来客の一人に泥棒はともかくネズミを取らない猫は、鍋にして食うしか役に立たないといわれて・・・・・」

とある。

今では鼠そのものが一般家庭にはいないし、鼠を捕まえて食べなくても、一見、上等な食餌が朝に晩に与えられ、猫も、その本来の役割は免除されている。


犬も、狩猟の衰退とともに、勢子(獲物を駆り出し射手の補助をする)の役割もほとんどなくなって、猫とともに愛玩動物として第1位の座を獲得するに至って、これまた食餌なども本来の獲物とは似ても似つかないペットフードという餌を与えられることになった。

その餌は、犬や猫の本来の食性に基づいた食餌とは程遠いものになってしまった。


私は、ここで愛犬、愛猫家の皆様に提唱したいことは、愛して止まない子達には、ぜひ彼らにとって、その食性本来の食事を与えてください、ということだ。


ここでアミノ酸スコアについて書きとめておく。

それぞれの食品のアミノ酸の構成を比較して栄養価を判定した数値のことで、100に近いものほど良質なたんぱく質食品ということになる。


アミノ酸スコアが100点満点の優等生といわれているのが卵で、100CLUBのサプリメント「100%SUPLI・アミノ酸」の必須アミノ酸の配合比は、卵のアミノ酸スコアに沿って作られている。

卵から雛が生まれるのだから、卵には生命に必要なすべての要素が詰まっているということになる。そして、雛から成鳥になっても、その一生命体のアミノ酸バランスは、天然においてはバランスが整っているといって良い。


天然においては、と断った理由は、特別な飼料によって育てられた家畜などでは、そのバランスが100とは言えないものもあるのではないかと思うからだ。

この点において、馬がその生理上、特別な飼料であるとか環境(過密、加温)では、その飼育が困難となるところから、きわめて自然な環境におかれた家畜であるため、あらゆる部位を集めれば、アミノ酸スコアはほぼ100に近い数値を示す。


来週発
売予定の新商品は、世界3大漁場の一つ、三陸から水揚げされた飛び切り新鮮な「鰯」「鯖」「秋刀魚」を丸ごと使用した3種のレトルトパックだ。

ここに、魚を丸ごと使用することの意味は、アミノ酸スコアを100とすることを目標にしたことだ。

そして尚且つ、必要のない食材は一切使用しないことも100CLUB主義といって良い。

明日には、新商品の詳しい説明を加えたいと思っている。

 
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