いい加減にしろ!

100CLUBは馬肉のメーカーではなく、馬肉を吟味してメーカーから仕入れて販売する小売業者だ。
馬肉の流通の最も上流は馬の生産者であり、そして屠畜、加工工場を経て最下流は私たち小売業者になる。
犬・猫用の馬肉としては100CLUBがパイオニアであったことから、その規格というかアイテムはすべてオリジナルだということになる。
創業後、馬肉食はそれなりに話題となり多くのメディアに紹介もされた。
そうなると、後から同業者が数知れず現れ過当競争気味になっている状況がある。

そんな折、また熊本の馬肉業者が産地偽装で摘発された。
今年の春には、信州の大手メーカーが、やはり偽装で3人の逮捕者が出てしまった。
このような食品偽装は、米、ウナギなど引きも切らないのだが、本来マイナーだった馬肉も国産馬の生産が大幅に減少したことから品薄状態になっていることが事件の背景にある。
信州、熊本といえば、馬肉の2大産地でこのありさまだ。
あくまでも人の食品の偽装話なのだが、人の食品でもこんな状況なのだから犬・猫用の馬肉なんて推して知るべきだということになったら、もうこの仕事はおしまいだ。
以前、このブログにも書いたように嘘は罪というもので、そこまでして儲けを優先させるような時代は、もう終わったんじゃないだろうかと感じている。

100CLUBでは、国産、同じ国産でも秋田産、メキシコ産と3つのルートを使って品揃えをしている。
そうすることで安全性、安定供給を担保しているのだが、それでも秋田産や国産に関しては安定供給において万全とは言い難い。
少しお待ち願うようなことがあっても、安心をお届けするために誠心誠意努めていかねばならないと気を引き締めている。

このブログを書いている最中、大手ホテルでの牛肉をはじめとする食品の表示義務違反が発覚したとの報道が流れた。
意図的ではないというコメントに、ふざけたこと言ってんじゃない!とつい大きな声を出してしまった。

 
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