「ボイル」というアイテム

今日も一日中しとしとと雨が落ちている。
こんな日はショップにいてもほとんどお客様が見えないので、日頃手がつけられない作業でもやってみようとも思ったが、それはそれで下手に手をつけ始めると収拾がつかないことにもなり、却ってまんまにしておいた方が良かったと後悔することもある。
そうなると困ったことになるので、何にも手をつけずに、ぼーっとショップのドア越しに、雨に濡れた道路を眺めていた。

ショップはそんな状態でも、通販のお客様からはご注文のメールが届き作業場ではスタッフが荷造りに忙しい様子だ。

今月から秋田産の馬肉をラインアップしたのだが、それに「ボイル」のアイテムを加えたことが、実はスタッフから若干の顰蹙を買っている。
これまで「RAW FOOD」が最良の食であると言い続けてきたにも拘らず、過熱した馬肉のアイテムを加えるのは自己矛盾ではないか、という意見だ。
ところが今日、その「ボイル」のアイテムが通販のお客様から注文が入った。

私はこれまで、おそらく数千人に及ぶ愛犬、愛猫家の皆様に接し、食と健康に関連したお話をしてきたと思う。
その結果、どうしても免疫力がつかず「RAW FOOD」に切り替えられないケースがあったことも事実で、そうなると馬肉食からも離れ、いわゆるフード・サーファーという状態になってしまうことも数多く体験している。
それでもなお、馬肉からは離れないで欲しいという切なる願いが、今回、「ボイル」(真空・冷凍パック)を商品化した理由なのだ。
つじつまが合わないことをやっているのではなく、どこまでも犬や猫、そして飼い主様の側に立って、至らぬ知恵を絞っているのであって、そういう意味からも、まだまだ100CLUBは発展途上にあるということなのだと思っている。

 
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