愛猫家のIさんと、最初にお会いしたのは用賀のショップでした。
その時は、愛猫がかなり重篤な病気を抱えていて、世田谷のある獣医師のところに通院しているのだが一向に回復せず、余命いくばくもないと宣告された。どうも納得がいかないので良い獣医師を紹介してくれないか、というご用件でした。
Iさんの切羽詰ったご様子と病状についてのお話を伺い、相当深刻な事態であると感じ、滅多に獣医師さんを紹介するようなことなど無かったのですが、ある獣医師さんの名を挙げたところ即座に決断してT獣医さんに通院されたのです。
ひと月ほどしてまたショップに見えられた際、福島の震災にあった保護犬・猫たちに馬のジャーキーを届けて欲しいとのお話でした。
早速、いわき市の保護センターに大量のジャーキーを送りました。
病魔に見舞われたIさんの愛猫は、新たな獣医さんの適切な診療によって、Iさんも納得できる充分な余命を全うしたのです。
1年ほど経った頃、Iさんからお電話があり、保護猫2頭を育てることになった。今度こそ馬肉で育ててみたいとのことでした。
数ヶ月の子供の頃と2歳を過ぎた現在のNoahとNellです。
元気一杯。健康そのもの。問題無しの立派な成猫になりました。
馬肉の威力もさることながら、Iさんの慈愛の賜物だと思います。