病気にさせない飼育

私のところには引きも切らず犬や猫たちの疾病について相談がある。

ところが私は獣医ではないので、その疾病についての治療はとても覚束ない。


相談に見える方々は、藁をもつかみたい一心でみえられるので、とてもいい加減に扱うわけにもいかないのだが、場合によっては獣医さんを紹介することも多い。

獣医さんから見放されたり、どうしても治らないとかという話なので、それでも獣医さんを紹介する場合は、セカンドオピニオンとして考えてみたらどうでしょうか、という話になる。


言わずもがななことだと思うのだが、獣医さんの仕事は、疾病を治すことが仕事になる。ところが疾病によっては容易に治るとは限らない。

それに比べて、私の立場は、全財産をはたいて犬を飼い続けてきたのだから、犬たちを絶対に病気にさせたくはないし、させないために血道を上げる。


例えば、今100CLUBのスタッフ犬の「珀」も「雪」も間もなく11歳になるが、これまで2~3度しか獣医さんにかかったことが無い。

病気にならないのだから獣医さんにかかる必要がないのだ。

犬や猫たちを病気にさせない飼い方については、プロのブリーダーさんたちは、それぞれに腐心をしているに違いない。親犬を健康に育て、健康な仔犬を産ませるのがブリーダーの役目で、心あるブリーダーさんは、離乳の段階から生馬肉を与えておられる方が多い。


食餌を生馬肉にすればもれなく健康に育つと100%言い切れるかどうは分からないが、肉食動物の生命力、免疫力を最高に発揮させるためには最良の食餌であり、そのことが犬や猫たちを病気にさせずに育て上げる基本であることは、世界中の動物園が生馬肉食を実践していることで裏付けられているのだと思う。


昨今、犬や猫の食餌に多くの商品が販売されているようだが、この基本から逸脱している商品が目に付くことが気になって仕方ない。

 
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