嘘は罪

イギリスから始まりロシアに至るまで、今、馬肉の偽装問題が拡大している。
この偽装は、牛肉と称して、数10パーセントから100%まで意図的に馬肉が混入されていたことが、特に食文化として馬肉を食べることがない国で問題化している。

そして、とうとう日本でも、長野県の馬肉業者が、加熱用馬肉を生食(ユッケ)として偽装し製造販売していたことが昨日発覚した。
昨年から、牛肉のユッケやレバ刺しが提供禁止となり、馬肉の生食なら安心で、なおかつ美味しいということで桜ユッケなる商品が出回るようになった。
そのことで、一時100CLUBでの馬肉が品薄状態となり、安定供給がかなわなくなり多くのお客様にご迷惑をお掛けしてしまった。
そこで、必死に商品の確保と新商品の開発にあたり、ようやく一息つきかけたところにこんな事件が発覚した。

唯一、生食でも安心と言われていて、そうだからこそ犬猫用に生馬肉食を十数年間提唱してきた立場としては、とんでもないことをやってくれたものだと呆れてものが言えない。
100CLUBでは加熱用馬肉は缶詰にしていて生食には使用しないことは当然なことだと思っていて、それを実行してきたしこれからも変わらない。

RAW FOOD(生食)として使える食肉は馬肉以外には考えられないのだが、RAW FOODばやりで、何でもOKだというような風潮が拡がってもいる。
鹿も猪も、生食としてはリスクが大きすぎるので100CLUBでは缶詰にした。

犬や猫たちの「食」の安全について思いを尽くすことに関して、擬人化が過ぎるということはない。

 
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