犬や猫たちは人口を超えるかも知れない
何故、これほどまでに長いこと、しかも熱く100CLUBを続けて来られたのだろう。
むろん自身が犬キチだということが基本にはあるのだろうが、それだけではとてもここまで務まらなかっただろうと思う。
いろいろ考えた挙句、それは多分100CLUBのお客様の犬や猫たちに対する尋常ならざる深い慈愛の心に毎日接することで、自分の精神も浄化され、引っ張られ、後押しされて、ここまでやって来られたのではないかとの思いに至った。
今の社会が、必ずしも安寧な社会だとはとても思えない。したがって人間社会もとげとげしくも浅ましい事象が繰り広げられているような気がしてならない。
そういう時代にあっても、我、100CLUBのお客様に関しては、これほどまでに人間が純粋無垢なあふれんばかりの愛情を発揮できるものなのかと感銘を受けることしきりで、そういう方々のためにお役にたつことがあれば、何でもやらねばならないという想いが熱く込みあげてくる。
自分の犬には自分なりの付き合い方があり、どのお客様とも多少の犬の対する思い入れの差があるかも知れないのだが、それにしても自分の場合、とても愛犬家など言うのはおこがましいとすら感じている。
私にできることは、適正に、健康に犬を育てるためにはどうすれば良いのかということをアドバイスすることくらいで、お客様とその愛犬との関係にまでは、とても口出しできるものではない。
そんな余計なことを言ってはいけないとすら思っている。
今、犬の殺処分をゼロにしようという運動が実を結んで、一部の地方自治体ではその目標を達成したとの報道もあった。
私は、この運動に反対するものではないのだが、そうなればそうなったで、犬の飼育頭数が増えて、少子高齢化社会の日本では、いずれは人口より犬、猫の頭数の方が多くなってしまうのではないかと想像する。
そんな社会になるとすれば、そこには様々な問題も浮上するのではないかと推量すれば、100CLUBとしても、新たな事態に対応した職務を、出来る範囲で考えなければならないのではないか。
実は大まじめにこの課題に取り組み始めたところである。