エゾシカの女猟師

北海道の女性たちで昨秋「The Women in Nature」(TWIN)という組織が結成された。
深刻な森林被害をもたらすエゾシカの対策として「エゾシカを森林資源として暮らしの中に取り入れていくことが必要」と考えて、高齢化で激減する猟友会の現状に、女性だけの猟友会を立ち上げたのだ。
「撃つことも、家庭にシカ肉料理を広めることも、何事にも積極的な女性の力が欠かせない。」

このような記事が昨日の朝日新聞「ひと」欄に載っていた。

エゾシカというのはその名の通り、北海道に生息する鹿のことだが、本州に生息する鹿は何鹿というのか、とある猟師に聞いたことがある。
「専門家はあれこれ言うかもしれないが、北海道のような生息地が広いところの鹿は大きくて、島などにいる鹿は小さいのだが日本鹿は日本鹿で同じなんだよ」

学問的に鹿のあれこれを研究することも意味のないことではないだろうが、何としても今は一頭でも多くの鹿や猪を射止めて、とても人間だけでは食べきれないのだから、大いに犬や猫たちに食べてもらって最上質なジビエを堪能させてあげたいと思う今日この頃である。

 
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