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100CLUBのオリジナルフードは丸ごと主義。馬肉(生肉)と青魚(レトルト)を丸ごと提供しています。
2012-11-07

ペット・ムラとは

 反原発派の方が名付けた「原子力・ムラ」のというのは、原子力発電所の設置を国策として、巨大な、しかも底なし沼のような資金に群がる政、官、学、財、自治などで構成される既得権益コミュ二ティのことだ。
 
 日本では、各省庁ごとにいくつもの「ムラ」が存在する。
 例えば「ペット・ムラ」というムラもあるのではないかと私は思っている。
 このムラの中核は農水省、及び厚労省で、「原子力・ムラ」と同様、国策のもとに運営されている。
 このムラの構成は、上記の二省庁を中心として、獣医大学、日本獣医師会、大手食品メーカー(ペットフード)、J・K・C(血統証)、動物専門学校などで、やはり巨大な既得権益に蟻のごとくに群れ集まっている。
 
 「ペット・ムラ」の基本概念は3つのキーワードで理解できる。
 それは「狂犬病予防」、「断種」、「ペットフード」である。
 いくつかの例を挙げて考えてみる。
 
 まず、犬を飼うと多くの方は近所の獣医師さんに狂犬病のワクチンを打ってもらいに行く。そうすると、各地区の行政と獣医師が連携していて、犬の住民票ともいうべき鑑札とワクチン接種の証明書が発行され送られてくる。狂犬病ワクチンは毎年の接種を義務付けられているので、その証明書は毎年発行される。
 
 狂犬病予防法は厚労省の管轄である。
 つまり、狂犬病の犬から人を守ることが目的なのだから厚労省が管轄している訳で、犬のために狂犬病の予防接種が行なわれているのではない。
 狂犬病はあらゆる哺乳動物に由来する。したがって猫からも感染するのだが、何故か猫には予防接種が義務付けられてはいない。
 因みに、日本で狂犬病が発生した最後の記録は昭和31年(1956年)で翌年からは全国的規模で発生はしていない。要するに日本では55年間も狂犬病など発生していない狂犬病清浄国なのである。
 世界の狂犬病清浄国では、狂犬病の予防接種は任意であり、オーストラリアでは、犬の命を守るために禁止しているという。
 
 次は断種。すなわち犬、猫の去勢・避妊手術のことになる。
 何故、獣医師は断種を薦めるのかといえば、国家行政の本音は、犬、猫の頭数がこれ以上増えては困るからである。
 最近では各区、市、町、村が助成金まで出して断種を推進している。
 それにしても、犬、猫にとってこの断種の施術はきわめて残酷な儀式であるといわねばならない。
 施術自体も残酷なのだが、術後の後遺症ともいうべきさまざまな健康被害は目を覆うばかりである。
 狂犬病の予防接種とは違い任意であるから飼い主さんが決めれば良いことなのだが、断種をしなければ今どきの愛犬、愛猫家とは言えない、というほどの風潮に逆らいにくい。
 また獣医師が生殖器系の癌にはならないとか、断種を薦めるための方便を駆使して飼い主さんを説得する。癌の発生する器官を無くしてしまうのだから、その器官には確かに癌は発生しない。
 しかし他の臓器への発ガン率は何倍にも跳ね上がる。
 
 そして、ペットフードの話になるが、この分野もこれまでの例に違わず「ペット・ムラ」の国策である。
 「ペット・ムラ」によるペットフードの定義は、「人間の食資源を守らなくてはならないのだから、人間が食べないもの、あるいは食べられなくなったものでなければペットフードの原料にしてはならない……」というものなのだ。
 人間の食品廃棄物を活用し、とてつもない添加物にまみれた「ペットフード」が販売され、あるいは「療法食」というペットフードも獣医師によっても積極的に販売される。
 昨年だったか、ペットフード安全法という法律が作られたのだが、あまりにも批判の声が高まったため「ペット・ムラ」の主導で抜け穴だらけの安全でもなんでもない安全法が出来上がった。
 
 つまり、「ペット・ムラ」の提唱していること、行っていることは、犬や猫たちにとって健康、生命にも係わるほど過酷な仕打ちを受けていることになっている。
 しかし、「ペット・ムラ」では、そうしなければ人間社会に犬や猫を共生させることはまかりならないと言っているのだ。
 このような「ペット・ムラ」は、その本性を隠蔽し、いずれもがワンちゃんやニャン子のためにと、お為ごかしのお芝居を演じ、愛犬・愛猫家の皆さんをたぶらかし続けている。
 犬や猫たちが、人間社会と折り合いをつけて生きていくためには、それはそれは高いハードルが課せられているのであり、そのことによって飼い主さんもまた、さまざまな負担を強いられることになるのである。

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 そんなことでいいのだろうか?
 人間は少し傲慢に過ぎないか?
 例えば、そんなに狂犬病が恐怖なのであれば、そういう人は自分が狂犬病の予防接種を受ければいいのではないか。
 言いたいことは山ほどある。
 誰かが、もう少し犬側に寄り添ってみるべきではないかと思って、私は100CLUBを立ち上げた。
 犬側に寄り添うと言うことは、その飼い主さんにも寄り添うということになる。
 私の大失敗は、そのことを生業としてしまったことだ。
 100CLUBは、市販のペットフードに「NO!」を突き付けてスタートしたのだから、当然の事ながら「ペット・ムラ」からは、人間の食資源でもある馬肉を生で与えるなんてとんでもないとの批判も受け、また無視され続けている。
 したがって、馬肉のRAW FOODを犬や猫たちに与えて飼育している方は、きわめて少数の方たちに過ぎないし、これからも増えることなど考えられない。
 圧倒的に巨大な力を持った「ペット・ムラ」がドーンと存在しているのだから、将来的に勝ち目などあるはずもないのだ。
 それでも、今更主義主張を変えるつもりは毛頭ない。
 
 最近になって、ショップのネーミングを「100CLUB」として本当に良かったと思うようになった。
 それは「100」というピュアを象徴する数字と、その価値観を共有する方たちだけがお客様なのだから、失礼かもしれないが、カスタマーというより100CLUBのメンバーと呼ぶほうがピッタリ来るような気がするのだ。
 最近のショップの雰囲気から感じるのは、ショップと言うより「CLUB HOUSE」と言ったほうが似合うような、そんな空気感がある。
 これからの余生、全国の通販のメンバーさんも含め、素敵なメンバーさんたちとのメール交換だったり、「CLUB HOUSE」でお茶でも飲みながら犬・猫ばなしでもして過ごすことが唯一の喜びともなってきている。
 最近では、私がレジを使えないので、メンバーの方たちが携帯電話で計算をして支払いを済ませてくれている。
 そんな店なんて、めったにあるものではないだろう。