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100CLUBのオリジナルフードは丸ごと主義。馬肉(生肉)と青魚(レトルト)を丸ごと提供しています。
2017-11-19

犬話をすれば良かった二人の畏友

先だって、アメリカの大統領が天皇陛下に拝謁した。
その際、トランプ大統領が「大変美しく、居心地が良いところですね」と話し、「陛下が設計されたのですか」と尋ね、陛下は御所を設計した建築家の内井昭蔵氏について解説したという話をニュースで知った。

陛下の住まいである吹上御所は、まさしく内井昭蔵さんの設計によるものだ。
設計当時、内井さんと頻繁に会っていた私が聞いた話がある。
照明のアイディアについて打ち合わせをした際、内井さんが薦める案を陛下が否定をしたという。その理由は、とにかく費用を安くして欲しい。電球一つあれば結構です。というものだった、というのだ。

内井さんはどう説明したら良いものか困惑していたところ、侍従の方が「そのまま承ってください」ということなので、その場では意見を言わずに帰ってきたというのだ。
この話を聞いて、陛下のお人柄の一端に触れた思いがした。

話は飛ぶが、池田満寿夫さんの自宅兼アトリエは熱海の山中にあった。
初めてお邪魔した際、野放し状態のレトリバー犬4~5頭がワァンワァンワァンと出迎えに寄ってくる。
大きな犬に弱い人だったら車から降りられないだろうと思うのだが、その子たちを手慣れて扱う私を見た池田さんは、「犬、お好きなんですね」といった。

池田さんは、佐藤陽子さんの犬好きの影響で、多くの犬を飼い繁殖までやった。
その犬まみれの奮闘ぶりは、池田さんの著作「しっぽのある天使―わが愛犬物語」で明らかだ。

最初の内井さんの話と池田さんの話のつながりはというと、このお二人が犬飼い仲間であったということだ。
池田さんご夫妻、また内井さんとも、たびたび酒を飲んだ。
その頃の私は、犬飼いは卒業していたため、犬話は酒席で出たことはなかったのだが、もし、今でもお二人が存命であったとして、私が100CLUBをやっていたなら、お二人の犬たちには馬肉食を薦めていただろうし、それを実践しただろう事は疑いようがない。