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100CLUBのオリジナルフードは丸ごと主義。馬肉(生肉)と青魚(レトルト)を丸ごと提供しています。
2017-08-07

馬肉は身体を冷やさない

最近、ちょっと聞き捨てならない情報が、ネット上やお客様からのご質問として寄せられるようになってきた。

それは、・・・馬肉は身体を冷やす・・・というものだ。

身体を温めたり冷やしたりするお肉や野菜があって、馬肉や豚肉は冷やすお肉に分類され、羊などは身体を温める作用があるのだというのだ。

人間も犬も猫も、外がどんな環境であってもほとんど体温が変化しない「恒温動物」の仲間に入る。そのため、どんなに暑い日でも寒い日でも、体温はおよそ36℃~37℃、犬たちはおよそ38℃に保たれている。
その体温を調節するからだの仕組みの概要は次の通りだ。

  1.  皮膚温受容器である「皮膚」が、「寒いまたは熱い」という情報をキャッチする。
  2. この情報は、ニューロンを通って視床下部に送られる。視床下部は、寒さに負けずにセット2ポイントを保つべく、各器官に指令を出す。この場合では、まず以下のような「熱を作り出す反応」を起こさせる。下垂体前葉:甲状腺刺激ホルモンを増加させ、代謝を促進させる。副腎髄質:副腎髄質ホルモンの分泌を促進させ、代謝促進、熱産生を促す体のふるえ、食欲増加、意識的な運動量の増加(寒い日に手をこすり合わせるなど)
  3.  作り出された熱を外へ逃がさないための反応を起こさせる。副腎皮質:熱の放散を少なくするため、皮膚への血流を低下させるべく、ノルアドレナリンが分泌される。

恒温動物の体温維持の仕組みの概要は以上の通りだが、自律神経失調症など視床下部に問題がある場合など、この体温維持に支障をきたし、いわゆる冷え性などの問題が起こることがある。

また食べ物はそれぞれに熱量をもっている。
ちなみに、馬肉は110Kcal/100gで、この熱量が体温維持に働くのだ。

身体を冷やしたり、温めたりする食べ物は、したがって存在しない。
このようなオカルト説が流布する理由は、日本が古代中国の道教に多大な影響を受けている証左なのである。
道教の根本は「不老不死」の神仙思想で、万物や思考の素因を陰陽五行に分類する。
現代においても、陰陽師にご託宣を願って、悩み事や進路を占ってもらう人も少なくなく、占いブームのような世界もあるようだ。血液型占いは陰陽五行とはまた違うようだが、このようなオカルティズムの真実が、如何に科学的に解明されようとも、人間の未来に対する不安が増大しているとも思える現代社会においては、消し去ることができないようだ。

しかし、そのようなことで犬や猫たちの正当な「食」が犯され被害が及ぶようなことになることだけは、見過ごすことができない。