馬骨スープはすぐれもの

4頭の犬たちと暮らしているHさんから大変興味深いお話を伺った。
生の「馬軟骨」でスープを作って、それを犬たちの馬肉食にかけてあげると、ものすごい勢いで食いつくというのだ。
Hさんが相当なラーメン通だということは知っていたが、豚骨スープの馬バージョンを考え出したところそれが大成功したようだ。

「馬軟骨」を犬に与えることは、重要な栄養成分であるカルシウムのみならず骨髄にある濃縮アミノ酸、そしてコラーゲンの補給にもつながる。
Hさんのアイディアでは、スープをとった後の馬骨も、4頭の子たちが奪い合うようにしてむしゃぶりつくというお話だった。

100CLUBの馬アイテムの中でも、この「馬軟骨」は欠かせないものと考えていたのだが、どうしても骨を与えることのリスクを避けてしまうお客様が多く、こちらとしても安全で効用の高いサプリメントの「100%SUPLI・カルシウム」をお薦めしてしまうケースがほとんどだった。
代表的なミネラル成分であるカルシウムを給与するだけならサプリメントでも充分なのだが、犬の本性がよみがえるかのような馬骨に対する反応をみていると、必須の栄養成分という観点からだけでなく、私たちが理屈で考えている範囲では理解し難い野生の生命、その本来の姿をみせられているのではないかと思わずにはいられない。

馬の赤身・内蔵、そしてヴェジタブルズという主食に馬骨スープを振りかけることで、これほど食餌がおいしくなり、その後でおやつに骨をあげると大喜びする。
これほど長い事犬育てをしてきた身であり、なお馬肉食を商品化した立場でありながら、Hさんのような繊細で愛情あふれた食餌には考えが及ばなかった。
早速、Hさんを見習ってスタッフ犬が大喜びするような馬骨スープ食にトライしてみようと思う。

 
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