馬肉に匹敵する食餌とは

以前、3ヶ月ほど米を抜いた食事、つまり、カーボーハイドレート(炭水化物)を食べずに過ごしたことがある。
目的はダイエットではなく、「炭水化物が人類を滅ぼす」という本に影響を受け、ちょっと犬や猫の気分になってみようと思っただけだ。


その結果、3ヶ月で6Kg痩せて、ずいぶん楽になって喜んでいたところ、4ヶ月目で正月が来て、大好きな雑煮をたらふく食べてしまい、すっかり米好きが戻り2~3Kgリバウンドしてしまった。


最近アメリカでは、小麦や大麦、ライ麦などを使った食材であるパン、パスタ、ピザ、クッキー、ホットケーキなどを食べないグルテンフリーが大流行しているそうだ。

アメリカでも日本でも、健康志向、美容思考がきわまった感がある。



このような傾向を良と捉えるのか否かはそれぞれの選択で、人間の食に関しての意見は持たないが、犬から目線で考えるならば、肉食動物なのだから、いわばグレインフリー、シュガーフリーの食餌が望ましいことは当然なのである。

その食材なのだが、生のまま食べられる食肉については、馬、鯨くらいしか考えられず、鹿、いのしし、ラム、そして牛、豚、鶏もまた、生で与えることが出来ない。

しかし馬肉が、ここまで品薄になり、高騰している状況を考えると、今から馬に変わるべき食材考え、備えをしておかねばならないと思っているのだが、新たな商品を作るとなるそれは簡単なことではない。


今一番欲しいのは、何よりも自身の若さである。

若いときなら、この問題を解決すべく、寝る間も惜しんで日本中を駆け巡って、何が何でも商品化することができたと思う。

今の自分は、何をやるのもこれまでの5倍の時間がかかり、下手をすると、最初の過程で何を考えていたのか、はじめから考え直さなければ忘れてしまうのだから、堂々巡りで一向に事が進まない。


こんなことをしていると、犬や猫たちに理に適った健康食を充分に与えたいという理想を実現することが出来ないまま終わってしまう。

馬肉が必要充分入手できるならそれでいいのだが、いつもたらずまいである以上、馬肉に同等の商品をどうしても作らねばならない。

 
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