露出狂時代を生きる

一年以上、迷いに迷った結果ついにカメラを手に入れた。
カメラは持っていたものの、とにかく重たくてどうにもならないので箪笥の肥やしになっていたものをカメラ屋に持ち込んで、長いこと考えた末に決めたあるカメラに取り替えたのだ。
ところが、もう20日くらい経つのにまだ一枚も画が撮れないでいる。
取扱説明書を読んでもどうにも判りづらくて、毎晩苦闘している状態だ。

いろいろな方のブログを見ていると、楽しい写真がたくさん掲載されていて大いに楽しませてもらっているのだが、自分もやってみようと思うとこれがまた容易な事ではない。
まずこのブログは匿名ではないので、文章を書くことによって裸の自分が晒されることになる。このこと自体大変恥ずべきことだと思っているのだが、それに加えて写真をも載せるということになると、まさに恥の上塗りそのものだ。

チャップリンに殺人狂時代という反戦映画があり、この作品が引き金となってチャップリンは赤狩り政策によってアメリカ追放となる。
今の時代、戦争の脅威は多少薄まったものの、このインターネットの登場で、これまでの時代では予期することの出来なかった様々な現象が起きている。
チャップリン的に云うならば殺人狂時代ならぬ露出狂時代といってもあながちずれてはいないかもしれない。
どうせそんな時代なら、恥をしのんで写真が撮れたらプログに載せてみようと決心した。
しばらくお待ちください。

 
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