藻類について学んだ

玉川台にショップが移ってからスタッフ犬が置けなくなった。
100CLUBが出来て十数年来の出来事で、ショップから人間以外の生命体が消えてしまっていたのだ。
植物があるではないかと、わたしが犬や猫たち、それが無理なら小鳥か魚でも飼い出し、またそれに夢中になって収拾がつかなくなってしまうことを怖れた家人からは、あれも駄目これも駄目と息もつけなくなるほどブスブス釘を刺しまくられていた。

メダカくらいはいいのではないかと頼み込み、ようやく水槽を用意してショップにセットした。
ところが、今時のメダカ事情は、赤やブルーなどさまざまな色彩がメタリックに輝き、昔、田んぼや小川にいた黒メダカとは一線を画する趣で、どうにも可愛くない。

そこでたどり着いたのがタナゴだった。
いまやタナゴも種によっては絶滅の危機に瀕している。
子供の頃、当たり前に採れたミヤコタナゴも、もしそれを飼育していたら犯罪行為になってしまう。
そこで、これももうじき飼育禁止になってしまうかもしれない日本バラタナゴを飼育し、出来れば繁殖に成功し、及ばずながら種の保存に一役買って出ようなどという大それた考えに酔って、今や夢中になっているのだ。

犬や猫を健康に育て上げるためには何が必要で、何が余計なことなのかということを仕事としてやってきている訳なのだが、それはタナゴを健康に育て、なお繁殖をも目指そうということになると、飼育に対する神経は同じように使わねば上手くは育たない。

今回勉強になったことがある。
タナゴを繁殖するためには、卵を産みつけるための2枚貝を上手く飼わなければならない。
この2枚貝を長期間飼育するためには、貝の餌、適正な土、水流、水質など、本命のタナゴを飼うより難しい。

2枚貝の餌は珪藻と言われているのだが、クロレラもいいという説もある。
そこでクロレラの会社に連絡をしてみたら、今話題のみどりむし、ユーグレナも販売については同じ会社だった。
また藻類のことを調べまくっていたら、スピルリナという藻類についても詳しく知る事になった。
次回はこれら藻類についての考察と、実に意外な発見があったことについてお話したい。

 
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