目からウロコが・・・

 最近、食物酵素理論のパイオニアと言われている、E・ハウエルの書いた最新栄養学の本を読みました。
この本は犬や猫たちの栄養学ではなく人間のためのものですが、動物実験のデータや臨床例として犬のことが多く書かれています。
そこに書かれている、取り分け犬に関係する記載の一部を紹介したいと思います。

  • あらゆる動物の生命にとって、酵素の働きは極めて重要である。
  • 酵素は食物を消化する働きと代謝に活用される。
  • 体内(特に膵臓から分泌)の酵素が消化に多く使われると、代謝酵素が不足することになり、健康障害を招くことになる。
  • したがって体外から、つまり食物から充分な酵素を摂取する必要がある。
  • 酵素は48℃で全て破壊されるため、加熱した食品からは摂取することが出来ない。
  • 加熱食品ばかりを食べている人間、及び動物は慢性的に酵素不足に陥っており、このことが様々な疾病の原因となっている。
  • 動物園では、動物たちを健康に飼育するために肉食・草食動物の食餌は全て「生食」であり、加熱食品を与えることはない。
  • モナコで催かれた国際犬学会では、8カ国の専門家から11件の研究が発表されたが、その結論を要約すれば「犬の餌は生肉をベースにするべきであり、これにシリアルを加えても良いが、50%以内に留めるべき」というものだ。犬の専門家は、長期的に犬にいい健康状態を保たせようとするなら、生の肉が不可欠だということを知っている……

 とてもここに書き切れるものではありませんのでこの位に留めておきますが、要するに犬や猫たちの毎日の食餌は生肉を与えることによってのみ、その健康は支えられるということです。
その理由は、あらゆる栄養素を有効なものとして分解し、体の各組織に働かせる役目を持った酵素を充分に摂取しなければならないからなのです。

 犬や猫たちの健康にとってRaw Food(生食)が適正な食餌だということは、このところ認識が高まってきておりますが、これまでその理由については科学的に説明されていなかったと思います。
かくいう私もRaw Food(生食)は25年も前から実践し、100CLUBも3年前に現在の商品化を果たし、多くのお客様にご支援をいただいております。然しながら生肉の効果については充分解っていたつもりだったのですが、これ程明確に栄養学的見地からの理解には達しておりませんでした。

 このことによって、私たち100CLUBのオリジナルフードは一層自信を深めることになりました。これからも犬や猫たちの生涯の健康を守るため、その普及の努力を続けていく決意を新たにしたところです。

 
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