犬を作る

福岡県春日市にある「春日ドッグスクール」の山本千絵さんの話です。
山本さんはシェパード8頭、それにチワワのオーナーで8年のキャリアがあり、犬のしつけ訓練、ブリーダーなどをお仕事としている、いわば犬のプロフェッショナルです。
その山本さんが、数ヶ月前から私どものフードを試されるようになったのですが、先日、手紙が来て「フードを切り替えたことによって愛犬(「勝負犬」と山本さんは言います)に起こった変化」をプロの言葉で語ってくれました。
また、写真2枚も同封されていて「使用前」「使用後」の比較も山本さんの解説を読みながら見ると、その成果が歴然と判ります。
そこで今回は山本さんのお手紙、そして2枚の写真をそのまま紹介させて頂くことにしました。

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~山本さんの手紙から~

  『…馬肉を始めて約2週間を過ぎた頃の写真です。(注・Afterのほうです) もう一枚も犬作りをしていた頃(ドライフードで)の写真です。
仮肋骨が2本見えるほどシェイプアップしました。
(馬肉にして)色が燃えるようなタンになったこと、上線がきれいに流れたこと(これは多分後肢のつくりが深くなったためだと思いますし、後肢が深くなったということは、後肢の筋肉がやわらかくなったんだと思います)。
また、体高の胸深と前肢のバランスが明らかに良くなっています。それは下胸の余分な(脂肪?)肉がバランスよくとれたからではないでしょうか。単に痩せただけでは得られない効果がありました。
                    ◆
2~3日前にある有名なブリーダーさんが遊びに来られたのですが、犬を見られて(もちろん馬肉を与えている犬)とても犬が変わったとビックリされていましたよ。(ちなみにこの方はこの犬の生ませの親で、これまで何度も犬を見ています。最後に見ていたのは今年の2月でした)。
その方が言うには「犬の伸びが出た」と…
要するに私の犬は、幼い頃から「トップクラスの犬」と評判だったのですが、「犬が固い」という欠点から縮こまって見えたそうです。
それが、左右にゆとりが出て、まったく別の犬のように感じるそうです。私が感じた、犬に深みが出るというか、犬がやわらかくなるというか…筋肉のコリやハリが取れたように感じたのですが、まさしくそれをその方も感じたようでした。』

 山本さんは山本さんが理想に描くシェパードを作ろうとしています。
そして、その目的を達成するためにこれまで永いこと大変な努力を続けてこられたのだと思います。
今、山本さんはドライフードでは犬は作れないと断言しています。そのことはこのたび紹介した成果が全てを物語っていると思います。理想の体型を作っていくのもその基盤は適正は食事なのです。
それにしても、山本さんや生ませの親のブリーダーさんという犬飼いのプロの「犬を見る眼」、その見方についてこのたびのお手紙には大いに教えられるものがありました。
私たちも山本さんのお役に立てたこと、喜びに堪えません。