犬や猫を危険から護る知恵

先日、ゴルフのメジャー、マスターズが終わった。
マスターズは、毎年ジョージア州オーガスタナショナルゴルフコースで行われるが、メジャーの4大会の中でも毎年コースが限定されているのはマスターズだけで、ボビー・ジョーンズが設計に加わった名コースとして知られる。

各ホールには、コースに咲き乱れる花の名が与えられているほど、コース全体が美しい花々に満たされている。
例えば2番ホールには、ピンク・ドッグウッド(アメリカ・アメリカハナミズキ)、13番ホールにはアザレア(ツツジ)という具合だ。

この季節、毎日自転車で街を走っていると、一時の桜は終わって、街路樹のアメリカ・ハナミズキが満開で大変美しい。その足元にはツツジが間もなく満開で、この対比は、オーガスタと全く同じで、それを思い出すと感慨深いものがある。

昔、ワシントンDCに、日本からソメイヨシノが贈られ、その返礼としてドッグウッドが日本に送られて現在に至っているとのことだ。
ジョージア州アトランタの郊外には、ドッグウッドの圧倒されるほどの巨木が立ち並び、この季節になると、白い花が光を受けて、宝石が乱舞しているような見事な光景が繰り広げられる。まだ日本では、ドッグウッドが巨木に育つまでには至っていない。

以前、ドッグウッドの樹皮の煮汁が犬の皮膚病に効くという話をコラムで話したことがある。しかし、街路樹の樹皮を削り取るわけにはいかないので未だ試したことがないためはっきりしたことは言えないのだが、ネイティブ・アメリカンの言い伝えのようなので、その説は信じたいし、いつか試してみたいと思っている。

今年もアロマの虫よけスプレーの販売を始め高評価を受けているが、ケミカルの殺虫剤よりはよほど身体にやさしく効果もあるものなのだから、副作用がただ事ではないリスクが大きいものを、愛する者に強要するのは止めたほうがいい。

 
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