犬や猫と暮らすのは趣味?

犬や猫たちを飼うことが趣味だという方がいる。
そうだと思う方もいれば、趣味などというものではない、と思う方もいるのではないだろうか。
同じ動物でも、熱帯魚とか金魚、そして小鳥などを飼うことは趣味だといっても違和感を感じない。花卉園芸を趣味だといっても何らおかしくはない。
私だけなのかどうか分からないが、物心がついてからこの歳になるまで、自分の生活の中に犬もしくは猫が居なかったことはない。
子供のころは商家だった私の家では、私のパートナーでもあったが番犬でもあった。
そういうことからも犬にしても猫にしても趣味とは言い難いところがある。
永いこと、100CLUBでお客様と接し続けてきたその印象から考えても、その方たちが趣味で犬と暮らしているなどとはとても言えない。
ちなみに私自身は犬キチだと言ってはばからないが、趣味はなんですかと問われれば、犬です、と答えたことはない。

ここまで書いてきて、すこし些細なことにこだわりすぎているのかも知れない、とも思い直してみたが、やはりどうにも気になって仕方がない。
そんなこと、どっちでもいいではないかとはどうしても思えないのだ。
もし犬がいなかったらとしたら、私たち人類の存在もなかった、と言い切る動物生態学者は数多い。
数万年も続く人と犬の関係は、自然の生態系の一部と捉えて何の不思議もない。
したがって、どうしても私は趣味とは言えないのだが、このブログをお読みいただいておられる方々はどのように思われますか。

 
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