犬は確実に人の相棒

今、ロジェ・グルニエの「ユリシーズの涙」という本を読んでいる。
もう何回目かになるほど、このグルニエの愛犬「ユリシーズ」との随筆は面白い。

そんな渦中に、ふっとチャップリンのサイレント映画「犬の生活」(A Dog’Life)を思い出した。
人と犬が、悲哀、そして喜びをこれほどまでに共有するドラマは、無論チャップリンの出自も関係する、その心底にある悲しみと愛が深く刻印された魂が生みだした芸術に違いない。
その後のチャップリンの名作ぞろいの映画「黄金狂時代」「街の灯」「モダン・タイムス」などでも、犬が多く取り上げられている。

余談になるが「モダン・タイムス」の主題歌「スマイル」は昔、ナット・キングコールで良く聞いていたのだが、最近マイケル・ジャクソンの「スマイル」を聞いたら余りの素晴らしさにぶっ飛んでしまった。

チャーリー・チャップリンとマイケル・ジャクソンは、何か通じるものがあるように感じる。

 
scroll-to-top