犬と暮らす理想の形

犬を飼う場合、一頭を飼うのと二頭を飼うのでは、犬にとっても飼い主さんにしてもその生活環境が大きく変わると思う。
犬も人間も社会性を持っている生き物で、ある意味で群れる動物である。
そして、どちらも哺乳動物の中で高度な頭脳を有しているところも、似たもの同士だとも云える。
人一人が一頭の犬を飼った場合、その人が24時間犬と一緒に暮らせる環境なのか、それとも、相当長時間家を留守にし、犬一頭が留守番をすることになるのか。
また、家族何人かで暮らしていて、そこに一頭の犬を飼っているのだが、いつも家族の誰か家にいるわけではなく仕事や学校に行っていて、誰もいない時間が長時間あって、家の留守番を犬に強いているなど、様々な犬との暮らしのスタイルがあると思う。
例えば、私どもでは、秋田犬と日本スピッツの二頭の犬がいて、AM10:00~PM8:00の間は必ず人がいて、PM8:00~翌AM10:00の14時間は無人でまま二頭の犬が留守番していることになる。
それでも二頭いることで犬同士の社会が形成されているので、それをストレスには感じていないと思われる。
これが、仮に一頭だとしたら、とても留守番などさせられないと思っている。
また、人一人と犬一頭の暮らしでは犬との距離感が詰り過ぎて、長い期間では日々の生活が息苦しいものになっていくことがあるのではないだろうか。
出来るならば、犬は二頭飼いが理想の形で、そうすることで人も犬もストレスのない生活環境が整うことになる。
リンク先のKAIくんのママは、つい最近TAKUくんという二頭目の犬を保護された。
その姿を見ていると、犬同士の関係がとても良い方向に向かっていて、Tさんも、これまで以上に犬と一緒に暮らすことが楽しくてならないようにお見受けする。
ただし、プロの犬飼いでない限り、二頭以上はお薦めできない。
そうなると、今度は犬社会のトラブルに人間が巻き込まれるリスクが高まるからであり、そうなってしまうと何のために犬を飼っているのか分からない事になるからだ。

 
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