炭水化物を抜いて10日間

炭水化物を止めてみる、と言ったのが今月20日のことで、その日からこれまで我が家では米を炊いていない。無論、パンも買い求めてはいない。
しかし、二つの大きな問題が起こって、正直、100%炭水化物を抜いているとは言い切れなくなってしまった。

一つの問題は、炭水化物を抜くことを宣言した自分の体が、慢性腎不全の障害者であることをすっかり忘れていたことである。
そもそも、腎臓がいかれてしまっているのだから、リンとカルシウムを適正にコントロールできない身体なのだ。魚も含めて肉類を多くとらざるを得ない食餌ではリンが増え、そうすると自分の骨を溶かしてコントロールするしかないため、このままだと骨粗しょう症になってしまうのだ。
血液検査の結果、リンの数値が大幅に危険なラインを超えてしまった。
今、数値を下げなければならないため、必死で大量のカルシウムサプリメントを飲み始めるような始末になってしまった。

もう一つの問題は、この宣言を知っている、ショップにみえるお客様だったり、周りのものたちが、何とかこの実験を止めさせようと思っているようで、あの手この手で美味しそうな炭水化物を目の前に差し出す、いわば「止めさせ隊」が出現したことである。
クリスマスというハードルもあり、もうすぐ正月で、とんでもなく高いハードルが待ち受けている。
なので、100%炭水化物を抜くことは困難極まりないところがあるのだが、何とかここに披瀝できるくらいの結果が出るまでは続ける決意でいる。

そんな状態であっても、これまでより確実に70~80%、炭水化物摂取量は減っているし、体重は2Kg落ちた。
腹の加減もすごく軽くなっている感じで、炭水化物を抜いた効果ははっきり表れている。
あとは来年のお楽しみということで、正月のちょっとした我慢から新たなスタートということになる。

 
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