天高く犬走る秋

先月、台風で中止になってしまったNPA主催のルアー・コーシングの大会に招かれ幕張に行ってきた。
今日は秋晴れで絶好のコンディションの中、100m競争が、小型犬、中型犬、大型犬などそれぞれのカテゴリーに分かれ競われた。
ウィペットだったかイタリアン・グレーハウンドだったか定かではないが、トップのタイムが7秒台で、ウサインボルトよりはるかに速いので驚いた。
ダックスもフレブルもコーギーそしてMIXの子たちも走ったが、10~12秒台だったが、とにかくひたすらルアーを追いかけて、オーナーさんもまるで子供の運動会を応援しているかのように楽しんでおられた。
およそ100組の参加者が集まって、それぞれがテントを張ってお茶を飲みながら歓談し、レースではあちこちで歓声が上がり、ただ見学していても楽しいのだから、参加者の皆さんにとっては格別なドッグライフの一日だったのではないだろうか。

今、犬を飼っている世帯はおよそ35%(ペットフード工業会調べ)だといわれていて、これがアメリカでは65%にも上るのだそうだ。
いずれ日本もアメリカ並みになるのだとしたらそれはそれで素晴らしいことだと思うのだが、あくまでもその生活が今よりも健全なものでなくてはならない。

今日のルアー・コーシングを見ていて、犬と一緒に遊ぶスポーツはアジリティーやディスクなど様々あるのだから、犬の総合スポーツ施設を作って、そこで思い切り犬と遊び楽しむことができるなら、それこそ健全な犬社会を実現する単著となるのではないだろうかと思った。
そうしなければ、借り物の広場でコースを設営したり、とにかく運営が大変で、すべての参加希望者の受け入れができない状況なのだ。

東京オリンピックもいいけれど、犬のオリンピックがあってもいいし、どんなジャンルであれ誰でもが参加できる催しを常時開催できるような施設を何とか作ってもらえないだろうか。
駒沢公園のドッグランでは、犬は思い切り遊べないし、もしそんなことをしたら大怪我をしてしまうだろう。そんなのはドッグランでも何でもない。
オリンピックの1000分の1以下でも充分な施設は出来るし、それを運営する人材はすでに揃っている。
それが実現すれば、世界に誇れる愛犬天国の日本になるに違いないと思うのだが。

 
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