回想話は止めにして

馬鹿は死ななきゃなおらねぇ~。という一節は、もの心がついて以来、耳にたこが出来るほど聴いてきたもので、今もって何かという時に口を付いて出てしまう。
無論、他人様に対してではなく、あくまでも自嘲の言葉なのだ。

このブログ「犬から目線」も始めてから3年半ほど、ほぼ毎月続けてきて、以前のコラムから数えれば十数年間、ミミズの寝言のようなことを繰り返し書きなぐってきた。

昨年の暮れも近くなった頃、HPをリニューアルしようと思い立ってから、その事がもうどうにもならなくて、私のようなずれた老人のツールとしてはピタッと来ないところがあるのだろうと、他人様を巻き込んでトライして見たものの、どうにもこうにもならなくなった。

そうなってみると、あらゆる事柄が、あれもこれもと重くのしかかってきて、もしかするとこれが認知症の始まりなのかも知れないなどと、その症状のあれこれを書き留めたりもしてみた。
身近の者に、俺っておかしくないか?と訪ねてみても、前からおんなじだよぉと、そう言われてしまえば身も蓋もないことだから、一層気分は落ち込み、すっかり深みにはまってしまうことになった。

HPのリニューアルの一件もあるのだが、もう一つの理由は、このブログに回想話という馬鹿話を書いてしまったことだ。
過去を振り返ることは死ぬほど嫌なことだと、念を押してまでくだらない昔話を書き綴ってしまった。
止せば良かった。
やっぱり、馬鹿は死ななきゃなおらねぇ~。

そんなこんなで、3ヶ月ほど休んでしまったブログを今日から再開することにした。
元気を取り戻したのだ。
死んじゃったのかも知れない。大病してもう老い先短いのではないかという、そんな声も耳にして、いやそんなことはなく、先ほど言ってきた理由以外は何もないのだから、いい加減目を覚まして、また言いたい放題を言い募って新しいHPに続けていくようにしていこうと思っている。

何故元気を取り戻したのか?
そのきっかけについてはこの次に書かせてもらいます。

 
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