商品を再考する

牛肉でも豚肉でも、その品質にはピンからキリがあるように、馬肉においてもピンからキリがある。

100CLUBでは、3つのルートからの仕入れを行い商品の提供を行っているが、最近、お客様からの多くの批判の声を頂いたことで、この場できちんとご説明をさせていただくことにした。


3つのルートの内の1つは秋田産の馬肉である。

この商品は秋田の桜田牧場のもので、馬の養育から製品の加工まで一貫して行っていて、いわば純粋の国産馬肉と言える商品だ。

この商品は極めて良質なのだが、唯一の欠点は生産量が少ないため、100%お客さんのご要望にお応えできないことがある。


2つ目のルートは、前回のブログでお話ししたように、100CLUBの原点ともいえるメキシコ産の馬肉だ。

100CLUBではこの原料を使い、様々なアイテムを作り出した。現在同業他社のアイテムの原型はこの時にすべて考えられたものなのである。

このメキシコ産のアイテムは、現在「カスタム・フード」(ダイスカット)のみを販売させていただいている。このアイテムの良い点は、赤身・内臓各種の原料をそのままカットしただけで、一切の加工、形成という手を加えていないことである。

この点を高く評価されるお客様は、100CLUBの創成期から「カスタム・フード」一本で、100CLUBの定番商品といって良い。


3つ目のルートは福島会津産の馬肉で、秋田産を扱う以前は国産馬肉だからと考えて、各アイテムにドメスティック
(DOMESTIC)の「DOM」何々とネーミングした。

ところが、何故か「国産+アルゼンチン」となってしまったので、近くネーミングを変更せねばならないし、先日は、その割合はどうなっているのかとの問い合わせがあり困惑している。


今後早急に、お客様にご安心頂ける商品構成にしていかねばならないことは当然のことで、人の食品も偽装だらけなのだから、犬や猫たちの食も推して知るべしだ、などと思われるとしたら、ここまで食品並みの品質や表示に自ら規制をかけてやってきた苦悩は水泡に帰すことになってしまう。

 
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