人生最晩年

「珀」も今年で10歳になる。散歩中の出来事について聞くと、最近ときどき、歩いていて電柱や自転車にぶつかったりするという。目が悪くなったのかと思いチェックしてみるとそんなこともない。歳のせいに違いない!厳密なことは言えないが、自分が今年で70歳、「珀」が10歳という事は、ほとんど同じ高齢に至っているのではないだろうか。 ということは、「珀」の仕出かすことが、ほとんどの場合自分にも当てはまるからだ。 何でもない平らな道路を歩いていて、「珀」も自分もこけまくるところなど、全く変わりない。

人間の生き方として、引き際というものがとても大切だとかねがね思っている。以前、知己であった西部邁さんとは、お互い死ぬるときは自殺にしようと言っていたこともあって、そうしようとは心に決めてはいるが、その前にやらねばならないことは何なのだろうか、そのことの整理がつかないままでいる。その整理しなければならない最大なものが、この100CLUBの後継者を探さねばならないことだ。

 
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