ミジンコに魅せられたジャズマン

フリージャズのアルトサックス奏者、坂田明が、ついに「私説 ミジンコ大全」という著書をものにした。
早速、今しがた注文した。

坂田明のライブは、これまで何回となく聞いてきたが、ミジンコの研究についても、よくTV・新聞でも紹介されてきたので興味深く注視していた。

「愛情は…ミジンコには通じないと僕は常々言ってますが、ありますね。音楽とミジンコが、どうつながるか。命です。ミジンコを見ていると命が透けて…」

坂田は東日本大震災の被災地に出向き、放棄されてしまった犬や猫、家畜たちに向けて演奏した。
坂田明の、一見突飛もないユーモア溢れる行動は、あらゆる生命に対しひたむきに愛情を注ぐ感性の現われなのだと思う。

また坂田は、過日新聞の取材で「コンラート・ローレンツは動物行動学という新しい分野を切り開いた人である。その不朽の名著『ソロモンの指環(ゆびわ)』は私の心を捉えた。」とも述べた。

 
scroll-to-top