サモエドの仔育てに参加する

 三軒茶屋から弦巻の界隈で、深夜ポニーを連れて散歩をしている人を見かけました。
はじめ「ディアハウンドだ!」と思い近づいてみた所、何と馬だったのです。
南極でラクダに出会った位、仰天してしまいました。
ポニーにしても馬にしても、足は第2の心臓と言われています。
いつも走っていることが大切なのですが、住宅街のコンクリートの路を蹄鉄をつけていたのか、生爪のままなのか気付きませんでしたが、いずれにしても飼育環境としては好ましいものではないでしょう。

 ところで、最近、サモエドの3ヶ月の仔を飼い始めたFさんというショップのお客様がいらっしゃいます。
私も以前、サモエドを飼育していたことがあり、3回程、仔をとった体験があるため、ひとごととは思えずついついお節介を焼くことになってしまいました。
サモエドに限ったことではないかも知れないのですが、大きくなる犬種を健康な成犬に育てるためには、3ヶ月~1才半位までの飼育期がとても重要です。この間、誤った飼育をしてしまうと成犬になってから重大な障害をもたらす結果になるのです。
そこで、私がFさんにお話しているお節介について本欄で時々紹介することにしました。
幼犬から飼育されている方々に少しでも参考になればと思い、今回をスタートに10回位の予定で私が考える飼育法について書き続け、Fさんと一緒にサモエドのカイザーくんを立派に育てて行きたいと思い立ったのです。
但し、100CLUBのオリジナルフード、及びサプリメントを使用することが前提(これは宣伝のつもりではありません)であることと、これまでの飼育の常識とは違う点も多々あるかも知れないことはお断りしておきます。

 今、Fさんにアドバイスしている重要な点は、以下の3点です。

  • 1日、2~3回の食餌量は、食べるだけ食べさせることが適量と心得てください。
  • カルシウムの補給は充分に行ってください。その量は糞を観察しながら決めて下さい。
  • 運動は無理にさせないで下さい。

 大きくなる犬種は、日に日に体は大きくなって行くのですが、骨の形成は遅れ1年半~2年程度の期間が必要です。コンクリートの固い路やフローリングなどが、体重を支える未発達の骨や関節に大きな負担を掛けてしましい、将来、関節炎や脱臼、ヘルニアなどを引き起こす原因となるのです。
したがって、しっかりした骨格・骨量を作ることは健康に育てる基本となるのです。

 また、仔犬の時は、丸々、コロコロしている様でなければ将来の順調な成育は望めません。
犬も猫も食餌の量は彼ら自身で決められるので、飼い主さんが神経を使う必要はありません。
食が細いからあれこれフードを変えるとか、食べ過ぎて肥満になるからダイエット食にするとか、そのようなことを考えなくても良いのです。
必要な栄養成分の量とバランスだけしっかり押えておけば、食餌の量は犬や猫たちまかせでいいのです。

 
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