また犬が犠牲になってしまった

2日前、憤りが沸点に達し、つい不謹慎なタイトルのブログを書いてしまった。
食品偽装の話である。
そして今日、アメリカ発のニュースが入った。
アメリカのFDA(米国食品医薬品局)が2007年以降3600頭の犬や猫が、中国製のジャーキーやペットフードを食べて、食欲不振、下痢、腎機能障害などの病気にかかり、約600頭の犬が死亡した、と発表した。
現在、中国当局も協力し原因究明を急いでいるということだ。
ただし、フードメーカーについては公表されていない。

2007年にも、多数の犬が病気で死んだ際、中国製のペットフードの小麦グルテンからメラミンが検出され原因が究明された。その際には、ほとんどのアメリカのメーカーの商品が回収された。
そこで解ったことは、ペットフードがメーカーの生産によるものでなく、大方、受託生産によるものだったことだ。
製造会社は1~2社で同じ小麦グルテンが使用されていたことで、これでは販売会社の宣伝文句を信用してフードを選択していた消費者に対する裏切り行為に等しい。

日本で販売されているペットフードやジャーキーは問題ないのかといえば、同じ中国製の商品が溢れるほど販売されていると思われる。
犬の病気が蔓延している現状を知る立場としては、その原因が、日本の販売会社を名乗りながら、中味は中国産のペットフードやジャーキーではないかと想像するのは、それほど的外れだとは思えない。

 
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